液体バイオ発電 計画に反対、住民組織が発足 石巻・須江

資料を見ながら準備会事務局の説明を聞く参加者ら

 石巻市須江地区の山林に東京の事業者が計画する液体バイオマス発電事業の撤回を求める住民団体「環境を守る住民の会(仮称)」が5日、発足した。今後、賛同者をさらに募り、反対署名運動や学習会、立て看板設置などを進めていく。

 しらさぎ台コミュニティーセンターで同日、発足準備会と学習会があり、地区周辺住民を中心に40人が参加した。呼び掛け人の一人は建設予定地近くに小中学校、保育所があること、大型トレーラーが1日40台も生活道路を通行することによる事故や環境悪化などに強い懸念を示した。

 学習会では仙台港にある石炭火力発電所「仙台パワーステーション(PS)」の運転差し止め訴訟原告団副団長で医師の水戸部秀利さん(塩釜市)が講師を務めた。県内や全国のバイオマス発電を巡る動きや問題点を紹介しながら「建設が始まってしまう前に住民が声を上げることが重要だ」と呼び掛けた。

 須江地区での発電事業を計画する「G−BiOイニシアティブ」はバイオマス発電の総合企画、設計などを手掛ける。燃料にはマメ科植物から精製される輸入植物油を用いるという。


2020年07月07日火曜日


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