旧北上川の新橋名を募集「象徴的風景の一部」石巻市

建設が進む鎮守大橋(仮称)

 石巻市は、旧北上川河口近くで整備を進める橋の名称を募集している。橋の仮称は「鎮守大橋」。東日本大震災からの復興を連想させ、市民にも浸透しつつあったが、名付けられた経緯は定かではないという。完成後は石巻を象徴する風景の一部になるだけに、市は仮称を超えて定着する名称を待ち望む。

 鎮守大橋は延長536メートル。河口部の日和大橋から約500メートル上流側で、東の川口町と西の門脇町を結ぶ。

 整備には事業主体の市のほか、財源を措置した国、建設を委託された県など多くの機関が関わった。市によると、仮称は計画が持ち上がった2012年度には既に使われていたが、市内部の調査では、いつ、どの機関が名付けたのかは分からなかった。

 橋や道路の仮称は地名を当てはめるのが一般的で、意味の込められた名前は珍しい。市都市計画課の佐藤一弘課長は「次の災害から街を守ってほしいという願いが『鎮守』という言葉に込められたのだろう」と推察する。

 名称募集は昨年11月〜今年1月、東内海橋、西内海橋、渡波稲井トンネル(いずれも仮称)と同時に実施し、計141点が寄せられた。

 鎮守大橋にも40点の応募があったが、市は旧北上川河口部が石巻を代表するロケーションであることから、さらに候補を増やすため追加募集を決めた。

 応募は31日まで。市内に在住か通勤、通学している人が対象。1人で複数の案を応募できる。8月に選定委員会で選考し、他の3施設とともに発表する予定。

 連絡先は市都市計画課0225(95)1111、内線5623。


2020年07月14日火曜日


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