石巻市、全小中校でエアコン稼働 「勉強頑張れる」

エアコン設置に喜ぶ1年生=万石浦小

 石巻市内の全小中学校にエアコン設置が完了し、試運転中の学校も含め全校で稼働が始まった。本来なら児童生徒は21日から夏休みだったが、新型コロナウイルスによる臨時休校の長期化の影響を受け、夏休みを短縮して授業に励んでいる。暑さのピーク到来を前に、学習環境が整った。

 市教委によると、新築の北上小を除く全小中学校51校の普通教室や図書室、保健室など計661室にエアコンを設置し、8月上旬には全校で完成検査を終える予定。室内の気温が28度以上か、熱中症予防の指標である「暑さ指数」が「警戒」以上に当たる場合を目安に稼働させる。

 万石浦小(児童298人)は13日、試運転を開始した。梅雨で気温の低い日が続いているためこれまでに稼働したのは1回のみだが、子どもたちからは喜びの声が挙がっている。1年相澤絢旺(あお)君(6)は「エアコンが付いて涼しい」、阿部妃紗(みすず)さん(7)も「涼しいと勉強が頑張れる」と笑顔を見せる。

 市内の小中学校の今年の夏休みは8月8〜19日の12日間に短縮された。梅雨が明けると厳しい暑さが予想される。森居昭教頭は「6月は扇風機で乗り切った。新型コロナ対策でマスクを外せないので、エアコン設置は非常にありがたい」と安堵(あんど)する。

 市教委学校管理課の担当者は「暑さで体調を崩すことのないよう、学校には子どもたちの様子を見ながら柔軟に判断して稼働してもらいたい」と話した。

 石巻地方の小中学校では、8月23日に新校舎となる女川町の女川小中にも、体育館と武道場を除く全教室にエアコンが設置された。東松島市は2019年度までに、市内全11小中学校の普通教室などに設置が完了した。


2020年07月31日金曜日


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