九州豪雨 石巻の町内会、日田市に義援金と物資 震災後から交流

日田市へ送る支援物資と義援金を手にする(左から)浜谷勝美さん、ゆみ子さん、本間会長

 7月上旬に九州地方を襲った豪雨で、河川の氾濫などの被害があった大分県日田市を支援しようと、石巻市門脇町の「かどのわき町内会」は、義援金約19万円と衣類などの物資を現地に送った。

 日田市のボランティア団体「チーム大分」と、門脇町の住民は東日本大震災後から交流が続いている。新型コロナウイルスの影響で現地には行けないが、思いを込めたエールを送る。

 町内会は、復興公営住宅が完成した2016年から、チーム大分や日田市の中学生と交流してきた。7月中旬に義援金の協力依頼を全戸に配布し、同市門脇町2丁目の「まねきショップ」に募金箱を設置。子どもが貯金箱の全額を寄付するなど約19万円が集まり、衣類や軍手、ビニール手袋なども寄せられた。

 仮設住宅に住んでいた頃から日田市と交流している町内会の浜谷ゆみ子さん(69)は「今は現地に行けないが、みんなの思いは日田市に向いている。人と話すことで心境が変わってくる部分もある。一歩一歩頑張ってほしい」と話す。夫の勝美さん(77)も「私たちにできる範囲で支援をすることができればと思う。互いに応援し合いたい」と力を込める。

 同町内会は今回の義援金に先立ち、タオル300枚やゆみ子さん手作りのマスクなども送った。

 本間英一会長(71)は「今回も義援金などがこれだけ集まったということは、日田市に恩返しをしたいという気持ちが住民たちにあったからだと思う」と語った。


2020年08月04日火曜日


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