夏休みに震災学習を オンラインで語り部会 石巻・南浜つなぐ館

震災当時の体験や教訓を話す阿部さん(右)

 東日本大震災の伝承活動に取り組む公益社団法人「3.11みらいサポート」(石巻市)は8、9の両日、石巻市南浜町の震災伝承施設「南浜つなぐ館」で「夏休み連続企画 オンライン公開語り部会」を開いた。

 「あの日、それぞれの場所で私たちは…」と題した3回シリーズの2、3回目。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、オンラインで5人が参加した。

 8日は石ノ森萬画館スタッフの阿部任(じん)さん(25)=石巻市=が語り部を務め、震災当時の体験や教訓について約1時間語った。

 当時仙台市内で暮らしていた阿部さんは、帰省した石巻市門脇町の実家で被災。津波が押し寄せて2階に避難し、祖母と一緒に部屋ごと約200メートル流されて9日後に救助された。

 阿部さんは「救助してくれた方を含めていろいろな方に迷惑を掛け、津波が来ると思わず避難しなかったことを後悔している。災害の時は自分のようにならないよう行動してほしい」と話した。

 みらいサポートは8日、南浜つなぐ館で企画展示「感染症と自然災害」も始めた。新型コロナウイルスの感染リスクを念頭に置いた避難方法や必要な備えについて、パネル6枚を使って解説している。会場には展示と連動したチェックシートも用意され、災害時に想定される避難先や避難方法をそれぞれが確認できる。

 展示は11月1日まで。通常開館日の金曜日午後1〜3時、土・日曜日と祝日、毎月11日は午前10時〜午後3時。今月はお盆期間の13〜16日も開館する(午前10時〜午後3時)。連絡先はみらいサポート0225(98)3691。


2020年08月13日木曜日


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