布施辰治の功績伝承、石巻で碑前祭 韓国総領事ら出席

雨天のため公園隣の教会で開催された碑前祭

 石巻市蛇田出身で、民衆のために活動した弁護士布施辰治(1880−1953年)の功績を伝承する「布施辰治を顕彰する会」は12日、布施の顕彰碑がある同市あけぼの2丁目のあけぼの南公園隣の「いしのみなと教会」で碑前祭を開いた。

 会員ら約50人が参加。かつて布施が日本からの独立を訴えた朝鮮の人々の弁護活動を無償で行ったことが評価され、2004年に韓国政府から日本人初となる建国勲章を授与されたことを受け、駐仙台韓国総領事館から朴容民総領事らも出席した。

 同会の松浦健太郎会長は「コロナ禍などの情勢において、弱者のために戦った布施のことを思うことは非常に大事。この年に1度の機会に、意義をしっかり考えたい」とあいさつした。

 朴総領事は「布施は日本の良心として、朝鮮の人々の灯火となった。日本の全ての地域で布施の功績が後世に伝えられることを願う」と語った。

 碑前祭の後には布施の生誕130周年を祝い10年に制作された「弁護士 布施辰治」(池田博穂監督)の上映もあった。

 碑前祭は、布施の命日の9月13日前後に毎年開催され、今年で3回目を迎えた。


2020年09月13日日曜日


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