石巻信金登米支店を開設 営業エリア内陸へ拡大

登米市に初進出し、業務を始めた石巻信用金庫登米支店

 石巻信用金庫(石巻市)は営業エリア拡大を見据え登米市に新たに登米支店を開設した。13店舗目の支店で、登米地域への進出は初めて。内陸部の登米市を拠点に預金や融資などの業務展開を図り、同信金の経営拡充につなげる。

 登米支店開設は2011年に関係機関と協議を進めていたが、東日本大震災の発生で被災した既存支店の復旧、復興を優先。18年6月に石巻市のぞみ野に新たにあゆみ野支店と総合相談センターを開設したことで復興が大きく前進したことから、登米支店開設を再び模索していた。

 沿岸部の石巻地方を拠点にする石巻信金は、同センター開設を機に三陸沿岸道北進を軸に内陸エリアでの金融サービス提供の具体化に着手。消費動向などで石巻圏域と関係が深い登米地域への進出を加速させた。

 同信金は「金融機関の競争は厳しいが、沿岸部と違った建設などの立地企業があり潜在的な需要はある。金融の利便性を高め、地域の幅広いニーズに応えたい」としている。

 登米支店は、登米市中田町のみやぎ県北高速幹線道路佐沼インターチェンジ入り口沿いに開設。旧コンビニ店舗を改修した。

 軽量鉄骨平屋で、延べ床面積は205平方メートル。店舗内には預金、融資の窓口のほか、ATM1台を設置した。

 職員は7人を配置し、窓口の営業時間は午前9時〜午後3時。ATMは平日が午前8時〜午後8時、土・日曜、祝日は午前9時〜午後5時。

 業務開始の7日は同支店で関係者40人が出席し式典があり、テープカットで祝った。招かれた熊谷盛広登米市長は同幹線道整備に触れ「交通体系の充実により企業誘致が活発化し、地域経済は成長する。より経済活動を進展させる上でも石巻信金の進出は、市民や事業所にとっては歓迎だ」と期待した。

 新規に口座開設した登米市の65歳の女性は「買い物で訪れる石巻には親近感があった。登米支店のオープンは身近で各種の支払いができて助かる」と話した。

 石巻信金の明石圭生理事長は「少子高齢化対策や地域経済の持続、地域社会への貢献がこれからのステージであり、その対応が急務だ。地域に寄り添い、根差した活動を進め、必要とされる金融機関にしていく」との方針を示した。


2020年09月15日火曜日


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