石巻圏・新百景>石巻のキワマリ荘(石巻市)

居住空間を兼ねた2階の展示スペース「おやすみ帝国」。現在はグループ展が開催されている
トタン張りの外観が目を引くキワマリ荘。古く味わいのある建物は、彫刻や絵画など数々の作品を発表する場になっている

<現代アート 発表の場に>

 東日本大震災後に再開発が進み、新旧の建物が混在する石巻市中央地区。トタン張りの古い建物が静かに存在感を放つ。

 被災した築80年以上の繊維工場が、総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2017」をきっかけに生まれ変わった。展示会場として使用され、17年12月にアートスペース「石巻のキワマリ荘」としてオープンした。

 木造2階で四つのスペースがあり、市内在住のアーティスト5人で運営する。1階は「ガルバナイズ・ギャラリー」、2階には居住空間を兼ねた展示スペース「おやすみ帝国」もある。

 オープンは金・土・日曜日で、2カ月ごとに展示内容が変わる。「若い作家が集まり、発表や成長の場になっている。新たなアートシーンとして面白いことをやっていきたい」と富松篤代表(35)。東北の現代アートの拠点を目指す。


2020年09月30日水曜日


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