人工関節手術、より正確に 最新装置を来月導入 石巻市立病院

県内で初導入する人工関節手術のナビゲーション装置

 石巻市立病院は人工関節手術の増加に伴い、最新の手術ナビゲーション装置を11月に導入する。患者のCT画像データなどを活用することができ、手術をより正確かつ安全に行えるようになる。同装置の導入は県内で初めて。

 人工関節手術では、軟骨がすり減るなどして強い痛みを引き起こす股、膝、肩などの関節を、金属や樹脂、セラミック製の人工関節に置き換えたり、入れ替えたりする。

 これまでは人工関節の取り付け位置や角度などは、全て医師の経験や技術に頼っていた。ナビゲーション装置はCT画像や手術時に測定した患部の情報などを基に、最適な施術位置を示して手術をサポートする。導入費用は5年間のリース契約で約3000万円の見込み。

 市立病院では年間70〜80件の人工関節手術を行っている。件数は年々増加しており、2016年の移転開院当初から2倍ほどに増えた。

 人工関節手術は全国で年間10万人以上が受けておりナビゲーション装置の導入が進んでいるが、県内では簡易装置が一部で使用されているだけだった。

 整形外科部長の大森康司医師(45)は「わざわざ遠方まで行かなくても、地元の患者さんに最先端の医療を提供できるようになる。より多くの患者さんを受け入れられるようにしたい」と話している。


2020年10月03日土曜日


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