カップ酒で人気キャラ共演 ケロロ軍曹、女川のシーパルちゃん

シーパルちゃんとケロロ軍曹のイラストや吉崎さんのメッセージがあしらわれたカップ酒

 女川町の公認キャラクター「シーパルちゃん」と人気漫画「ケロロ軍曹」が描かれたカップ酒が1日、発売された。東日本大震災の後、支援や交流を続けてきたケロロ軍曹の原作者、吉崎観音(みね)さんがイラストを手掛けた。7日までに約120本が売れ、好調な滑り出しを見せている。問い合わせも多いという。復興が進む町の新たな土産品として広く人気を呼びそうだ。

 まちづくり会社「女川みらい創造」が、ケロロ軍曹を連載する月刊少年エースの発売元KADOKAWA(東京)と、大崎市の酒造会社「新沢醸造店」の協力を得て発売した。180ミリリットル入りで450円。水産業体験施設「あがいんステーション」と女川温泉ゆぽっぽで取り扱っている。

 イラストは吉崎さんが友情をテーマに描き下ろした。町がある牡鹿半島を背景に、シーパルちゃんとケロロ軍曹が笑顔でお酒を酌み交わす様子が描かれている。裏側には吉崎さんからのメッセージも添えられた。

 吉崎さんやKADOKAWAの関係者らは、震災直後に開局し町民有志らが情報を伝えた女川さいがいFM(現オナガワエフエム)への支援をきっかけに、町内で交流を続けてきた。今回、女川みらい創造の依頼でキャラクター同士の共演が実現した。

 2017年に発売されたシーパルちゃんのカップ酒と同じ特別純米酒「あたごのまつ」を使用。柔らかな口当たりとキレのある酸味のバランスがよく、新沢醸造店の戸田麻子さん(31)は「食中酒としてカキやサバなどと相性がいい。サイズが小さい分、料理に合わせて手軽に楽しめると思う」と話す。

 震災後の交流を知り、ケロロ軍曹のファンが町を訪れることも多いという。女川みらい創造営業部の木村貴之部長(51)は「このカップ酒を目当てに、ここに来る人が増えてほしい。女川に行ってきたと言えるお土産にしたい」と期待を寄せた。


2020年10月08日木曜日


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