AR活用し震災伝承 22日に体験会 石巻・南浜つなぐ館

来館者にアプリの使い方を説明する福田さん(奥)

 東日本大震災の伝承活動に取り組む石巻市の公益社団法人「3.11みらいサポート」は11日、企画展示「津波伝承ARアプリで学ぶ南浜門脇」を同市南浜町3丁目の震災伝承施設「南浜つなぐ館」で始めた。9月にリニューアルされた震災学習アプリの機能を紹介するほか、アプリの体験会も実施する。展示は来年1月31日まで。

 4枚のパネルを置き、震災の被災状況を拡張現実(AR)などで伝えるアプリ「石巻津波伝承AR」の新機能「南浜・門脇ツアー」を紹介。その他の機能説明を含む動画を流し、アプリを体験できるブースもある。

 アプリの軸となるのは、地域の被災者約100人から聞き取った避難行動や教訓を、地図上に示されるチェックポイントから閲覧できる機能。伝承施設が集まる南浜・門脇地区を実際に巡り、地区全体への理解を深めるツアーのモデルコースも例示する。

 アプリ開発を担当する福田貴史さん(25)は「利用した人が多くの被災者の体験を自分事に置き換えられるように開発した。展示を通して、さらにアプリを活用できるようになってほしい」と話す。

 22日午後1時からはアプリの体験会を開く。門脇東復興住宅集会所を出発し、南浜・門脇地区の被災者の体験に基づいたチェックポイントをたどり、避難行動や教訓を学ぶ。定員20人。参加費無料。連絡先は3.11みらいサポート0225(98)3691。


2020年11月18日水曜日


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