鯨肉「大好き」 石巻市が給食提供 52小中学校と2幼稚園

鯨肉を使った料理をおいしそうに食べる子どもたち=石巻市鹿妻小

 石巻市は鯨食文化の継承、普及の一環として16日から20日の間、市内の全52小中学校と2幼稚園で鯨肉を使った給食を提供した。

 鯨肉料理の給食は毎年、実施している。このうち鹿妻小(児童310人)では20日、「くじらのごまみそあえ」が全児童に提供された。

 3年1組の23人も全員で「いただきます」。「おいしい」と笑顔が広がった。D名雅斗君(9)は「鯨肉は大好き。毎回、楽しみにしている」と、満足そうに口に運んでいた。

 今回の給食用には、昨年7月に31年ぶりに再開された商業捕鯨で捕獲したニタリクジラを使った。来年1月の提供分と合わせ約1260キロを購入した。

 市教委学校管理課は「石巻の捕鯨の歴史、鯨肉の食文化を伝えるために毎年、給食として提供している」と説明する。

 商業捕鯨の再開に伴い、同市鮎川港などには今季、計95頭のミンククジラが水揚げされた。「クジラのまち」の再建に向け、大きな一歩をしるしただけに、子どもたちが改めて古里の文化を学ぶ機会としたい考えだ。

 市内小中学校の給食では、捕鯨が盛んだった牡鹿地区で保育所を含め月1回鯨肉のメニューを提供。2006年度からは旧市内で、翌年には市内全域に拡大し、提供を続けている。


2020年11月21日土曜日


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