被災地で撮る意義熱く 仙台映画制作者3人が語る

震災と映画の関わりを考えたシンポジウム

 東日本大震災と映画をテーマとするシンポジウムが11日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークであった。名取市や石巻市で撮影した映画の制作関係者3人が、被災地で撮る意義や復興支援との関わりを議論した。
 9月公開の映画「寝ても覚めても」は名取市閖上で撮影した。山本晃久プロデューサーは「原作に震災の描写はない。恋愛映画だが、主人公の女性の10年間を描くのに、日本人として震災に触れないわけにいかなかった」と振り返った。
 映画「エクレール・お菓子放浪記」は完成直後に震災が発生。石巻市の岡田劇場など被災したロケ地も多かった。鳥居明夫ゼネラルプロデューサーは「全国で上映すると石巻への復興支援の動きが広がった。各地の支え合う心に胸を熱くした」と述べた。
 石巻市の小さな港町が舞台の映画「生きる街」は漁師の夫の帰りを待ち続ける女性の物語。榊英雄監督は「家族の日常を通じて震災後を生き抜く姿を描きたかった」と話した。
 ロケ誘致などを支援するジャパン・フィルムコミッション(東京)の主催。仙台での通常総会に合わせて開かれ、約80人が参加した。


2018年10月12日金曜日


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