農水省でパネル展 震災被災3県が農地の現状紹介

津波で被害を受けた3県の農地の復旧状況を伝えるパネル展=8日、東京・霞が関

 東日本大震災で津波の被害に遭った岩手、宮城、福島3県の農地の復興状況を紹介するパネル展が、東京・霞が関の農林水産省1階「消費者の部屋」で開かれている。11日まで。
 3県の主催で、営農再開が進む現状を写真やグラフ、年表で示すパネル28枚が並ぶ。宮城県は石巻市北上地区の水田地帯で、がれきが散乱する震災直後の写真と今年5月の写真を紹介。農道や用排水路が再整備されたことが分かる。
 東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の沿岸10市町では、農地計4398ヘクタールのうち18年度末までに復旧したのは66%。耕作できない飯舘村の農地に、除染で除去された田畑の表土がビニールシートに覆われ積み上げられた写真もある。岩手県は、沿岸市町村の被災農地計542ヘクタールが、2018年度末で全て復旧したことを報告した。
 宮城県農村振興課の相良賢多郎技師は「震災の風化を防ぎ、今後も継続的な被災地支援の必要性を考えるきっかけになってほしい」と語った。


2019年10月09日水曜日


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