安らかな表情描き震災犠牲者しのぶ 岩手・北上で復元納棺師の絵日記パネル展

震災犠牲者と家族のエピソードを添えた絵日記パネル

 東日本大震災の際、岩手県内の遺体安置所でボランティア活動した北上市の復元納棺師笹原留似子さん(47)の絵日記などを集めた展示会「あの日を忘れない」が11日、市文化交流センター「さくらホール」で開かれた。
 絵日記は笹原さんが復元した震災犠牲者の安らかな表情を描き、対面する家族の様子を文章で添えた。「おもかげ復元師の震災絵日記」(ポプラ社)として出版され、犠牲者の人柄や家族との絆を伝える。
 会場には絵日記約60点と震災当時の写真パネルなど計約200点を展示。花巻市の主婦藤原洋子さん(63)は「犠牲になった人々と家族の姿を知り、考えさせられた」と感想を話した。
 展示会は震災遺族の心のよりどころにしようと3月11日を前に毎年開かれ、8回目。笹原さんと遺族らが発行する「いのち新聞」実行委員会が主催した。
 岩手県警も協力し、会場で身元不明者の相談会を開いたほか、音楽隊による特別公演もあった。


2020年02月12日水曜日


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