「浪分桜」植樹、最後は亘理に はなはなプロジェクト・京都の造園家寄贈

浪分桜の植樹式に参加した関係者

 東日本大震災の津波到達地点付近を示す「浪分(なみわけ)桜」の植樹が18日、亘理町悠里の町役場南側駐車場であった。仙台市の主婦でつくる市民団体「はなはなプロジェクト」が県内の沿岸14市町で進めてきた取り組みで、27本目となる今回が最後の植樹となった。
 植えたのは高さ約8メートル、樹齢約30年の「祇園しだれ桜」。京都市の造園家で「桜守」の16代佐野藤右衛門氏が寄贈した。
 植樹式があり、同プロジェクト代表の松田正子さん(65)は「桜が立ち続け、1000年後の子どもたちにも教訓を伝えてほしい」と願った。
 山田周伸町長は「海岸から約4.5キロ離れた役場近くまで津波が押し寄せたことを後世に伝えたい」と述べた。
 同プロジェクトは今後、津波にちなんだ和歌が詠まれた多賀城市の「末の松山」のように各地の浪分桜の和歌を作り、伝承することを計画している。


2020年03月22日日曜日


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