「森の学校」道のり一冊に 宮城大・風見教授が宮野森小構想から記録

風見教授が手がけた「森の学校を創る」

 東日本大震災後、宮城県東松島市野蒜ケ丘に新設された宮野森小について、構想段階から計画に関わった宮城大(宮城県大和町)の風見正三教授が完成までのプロセスをまとめた「森の学校を創(つく)る−震災復興から発する教育の未来」を出版した。
 宮野森小は被災した野蒜、宮戸両小を統合し2016年4月に開校、校舎は17年1月に完成した。故C・W・ニコルさんの財団などが整備に協力する里山「復興の森」と校舎が一体となった「森の学校」がコンセプトで、県内初のオール木造校舎としても知られる。
 書籍は6章構成で、前市教育長の工藤昌明氏ら関係者9人が分担して執筆協力。市から基本構想などの策定要請を受けた風見教授が、子ども、保護者、教員、住民、企業、行政、外部支援者などと協力し合いながら学校づくりを進めた経緯を紹介しているほか、森と共生することの意義や、森の学校での教育プログラムの実践事例や今後の教育の在り方などもまとめた。
 風見教授は「子どもたちとの語り合いでたどり着いた学校の形を凝縮した一冊だ。『理想的だが実現は難しい』と言われた森の学校の完成までのプロセスを広く知ってほしい」と語る。
 B5判、161ページ。連絡先は山口北州印刷019(641)0585。


2020年06月11日木曜日


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