<福島第1>2号機のデブリ落下経路複数か 東電が調査画像を解析

格納容器底部の解析画像。デブリの落下経路が複数ある可能性が判明した(東京電力提供)

 東京電力は26日、福島第1原発2号機で今年1月に実施した原子炉格納容器の内部調査で撮影した画像の解析結果を公表した。高さ70センチを超える堆積物が底部に少なくとも2カ所で見つかり、溶け落ちた核燃料(デブリ)の落下経路が複数ある可能性があると分かった。東電は今後、追加の内部調査を実施する。
 高さ70センチを超える堆積物は、カメラを装着したパイプを挿入した格納容器の貫通部側から見て、左手前と右奥にあった。左手前の堆積物の上部では機器の損傷も確認され、デブリの落下経路と考えられるという。
 堆積物が高さ40〜50センチの箇所もあったほか、管やばね状の構造物が落下している様子、冷却水の水たまりも写っていた。
 追加調査の実施時期は未定。アーム型の装置を格納容器内に挿入し、さらに詳細な堆積物の分布や空間線量率などを調べる。堆積物のサンプルを採取するかどうかは検討中という。
 東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は「格納容器内の状況がこれまで以上に分かった。どこにどんなものがあるかは今後のデブリ取り出しに有用な情報だ」と述べた。


2018年04月27日金曜日


先頭に戻る