原発避難路をスマホで提示 福島県など開発 空間放射線量や渋滞情報なども

マップで示される避難ルート

 福島県が、原発事故が発生した際にスマートフォンで車避難できるマップ作りを進めている。避難先までのルートのほか、空間放射線量や渋滞情報なども見られるようにする。3月27日に県庁であった渋滞対策検討会で発表された。
 マップは、NTTアドバンステクノロジ(川崎市)に委託して作成している。スマホの画面から居住地などを選択すれば、避難先までのルートや道路の狭隘(きょうあい)箇所、迂回(うかい)路、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドの情報も提示する。
 県の「原子力災害に備える情報サイト」から閲覧できるようにする。現在は試験段階で、4月中の運用を目指している。県原子力安全対策課の担当者は「避難計画を熟知していなくてもすぐに逃げるためのツールとして役立ててほしい」と話す。
 検討会では、原発事故の際の渋滞シミュレーションも示された。事故後に一斉に避難するケースと、原発までの距離に応じて段階的に避難するケースで調べたところ、段階的避難の方が混雑が緩和され、実質的な避難時間も短縮されることが分かった。


2019年04月01日月曜日


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