震災でも曲がらず 常磐線レール復興シンボルに 南相馬のテクノ校生、加工し福島県に寄贈

レールの記念品を贈る作間さん(右)

 東日本大震災を経てもゆがんだり曲がったりせず、JR常磐線浪江−新地間で用いられていたレールの記念品が16日、福島県に贈られた。加工・製作した県立テクノアカデミー浜(南相馬市)の学生らが県相双地方振興局で手渡し、常磐線の9年ぶりの全線開通を祝った。
 常磐線原ノ町駅(鈴木浩駅長)の駅員らが「復興のシンボルになるのではないか。(東京電力福島第1原発事故による)避難者を勇気づけたい」と同校に相談し、実現した。
 震災前から2018年まで実際に使われた長さ1メートルのレールの提供を受け、機械技術科の学生が11ミリ幅に切断して表面を研磨。「祝 常磐線全線再開」と機械で文字を刻んだ。建築科の学生が地元の杉材で専用ケースを作った。
 16日が卒業式だった機械技術科の作間健人さん(20)=相馬市=が代表し、知事と振興局長向けに二つを贈った。レールは原ノ町駅構内などにも展示される。作間さんは「仲間と協力して作った。常磐線が多くの家族に利用されてほしい」と話した。


2020年03月17日火曜日


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