福島第1デブリ取り出し 東電が1兆3700億円以上の試算公表

 東京電力は30日、福島第1原発の溶融核燃料(デブリ)取り出しに2020年度以降、少なくとも1兆3700億円がかかるとの試算を公表した。廃炉の最重要工程とされるデブリ取り出し作業で、東電が中長期的な支出想定を公表するのは初めて。
 試算は27日公表した「廃炉中長期実行プラン2020」に基づく。プランは31年までの工程を暫定的に示し、21年に2号機で試験的取り出しを始め、規模拡大を段階的に進めながら3、1号機の順で作業を展開すると定めた。
 内訳は準備作業に3300億円、設備の設置に1兆200億円、実際の取り出しには200億円。ただ試算対象は31年までの支出に限られる上、格納容器の内部調査が未実施の1、3号機は取り出し費用を「想定困難」として算出していない。最終的な総額は大幅に膨らむ恐れがある。
 東電は第1原発の廃炉でこれまでに約1兆3000億円を支出している。


2020年03月31日火曜日


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