福島の水産物、売って応援 イオン全国15店で「鮮魚便」

福島県産のホッキ貝やメヒカリが並んだ特設売り場=仙台市泉区のイオン仙台中山店

 イオンリテール(千葉市)は19日、全国15店のイオンで、福島県産の水産物を集めた売り場「福島鮮魚便」を始めた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災し、風評被害にあえぐ沿岸部の漁業を応援しようと2018年から首都圏で展開し、今年は愛知県、大阪府にも拡大した。
 仙台市泉区のイオン仙台中山店には、相馬市やいわき市で水揚げされたホッキ貝、ヒラメなど15種が並んだ。専門の販売員が買い物客に調理方法を紹介して売り込んだ。
 メヒカリを買った泉区の主婦佐久間洋子さん(74)は「今晩、唐揚げにして夫と食べたい。福島産は特においしいので毎年楽しみにしている」と話した。
 福島県漁連によると、県沿岸の試験操業での水揚げ量は震災前の2割に満たない。県漁連の竹永茂夫業務部長は「販路を一度失うと復活させるのは難しい。放射性物質検査を実施した上で安心して食べてもらい、『常磐もの』の認知度を上げたい」と話した。
 仙台中山店のほか、東京都の6店、埼玉県の5店、群馬県の1店は売り場を常設し、愛知県と大阪府の各1店は毎月1回、週末に特設売り場を置く。


2020年06月20日土曜日


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