離島災害時の連携を確認 塩釜・桂島、豪雨想定し関係9機関が訓練

土砂に見立てて積んだ漁具や枯れ木の中から要救助者を探し出す参加者

 自衛隊や警察、消防などでつくる塩釜地区防災対策員会は26日、宮城県塩釜市浦戸の桂島漁港で防災訓練を行った。離島での大規模な豪雨災害に備え、迅速で的確な連携を確認し合った。
 委員会は陸上自衛隊多賀城駐屯地第22普通科連隊、塩釜署、塩釜地区消防事務組合消防本部、宮城海上保安部で構成。ほかに県や浦戸消防団などを含め計9機関の約40人が参加した。
 局地的な集中豪雨で県内に土砂災害警戒情報と大雨特別警報が発表され、桂島で土砂崩れが発生して家屋が巻き込まれたり、冠水で孤立した人がいたりするとの想定で実施した。
 派遣隊が消防艇と巡視艇で漁港に駆け付け、待合所で要救助者に見立てた人形の容体を確認。ドクターヘリで到着した医師らに状況を伝え、ヘリで搬送した。
 土砂崩れ現場の救助訓練では、声掛けで反応の有無を確かめながら捜索した。要救助者の救出後、応急救護訓練とヘリ搬送訓練を行った。冠水孤立者のつり上げ救出訓練やドクターヘリの見学などもあった。
 宮城海保の川口修部長は「有意義だった。離島は救助資機材の搬送手段が限られており、連携は不可欠だ」と講評した。


2019年02月27日水曜日


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