<宮教大>「命守る教員」養成 防災教育研修機構を新設 

 宮城教育大が本年度、災害対応力を備えた教員を養成する拠点施設「311いのちを守る教育研修機構」を新設した。児童74人と教職員10人が津波の犠牲となった石巻市大川小の事故を踏まえ、被災地で唯一の教員養成単科大学として「命を守る教員」の養成に力を入れる。
 新機構は既設の「防災教育未来づくり総合研究センター」を改組。学校現場で児童生徒の命を守り、震災の記憶を伝承し、災害時に生き抜く力を備えた子どもを育てられる教員の養成を目指す。
 主要スタッフは教員や研究者ら5人。元教員ら外部講師が授業や研修に当たる。被災地見学や震災体験の語り部グループと連携して独自のプログラムを構築し、来年度から本格的に授業を始める。
 連携協定を結ぶ東北大災害科学国際研究所と教育研修の習熟度を評価する手法も検討。行政や研究機関、南海トラフ地震や首都直下地震の想定域との交流も進める。震災記憶の伝承や学校防災に意欲を持つ学生による自主ゼミも新設する。
 村松隆学長は19日、機構開設に伴い記者会見し「子どもの命を一つも失わない教師、命の大切さを子どもに伝える教師を育成したい」と話した。


2019年04月20日土曜日


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