<むすび塾>福井地震の教訓 再点検 津波発生なら最短7分

 福井新聞社と共催し、福井県坂井市三国町で開く「むすび塾」は、戦後3番目の規模で犠牲者が出た1948(昭和23)年6月28日の福井地震を振り返るとともに、最大津波高8.68メートルと予測される次の地震への備えを考える機会となる。
 坂井市は2006年に三国、丸岡、春江、坂井の4町合併で誕生した。市全体の人口は5月1日現在で9万1680で、うち旧三国町に当たる三国町地区は2万1225を数える。県内の代表的観光地の一つ「東尋坊(とうじんぼう)」や、北陸三大祭りの一つ「三国祭」が行われ多くの観光客でにぎわう。
 県の地震被害想定では、福井地震と同規模の地震(M7級)が再び起きた場合、死者は最悪で4000人を超えるとされる。また、県によると三国町地区沿岸部の最大津波高8.68メートルは、県内で最も高い。
 三国町地区沿岸部への津波第1波到達時間は地震発生から最短で7〜14分とされ、いかに早く避難行動を開始し、高台へ移動できるかが重要となる。
 福井新聞社の安達洋一郎執行役員編集局長は「東北の被災者の話を直接聞き、経験や教訓を共有する意義は大きい。福井県内では福井地震以来、大きな地震は起きておらず一人でも多くの県民が地域の防災を再点検するきっかけにしたい」と期待する。


2019年06月03日月曜日


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