<ツール・ド・東北>被災地支援決意新た 道端カレンさんら出走、交流深める

最終日も笑顔でゴールした道端カレンさん(中央)=16日午後1時35分ごろ、石巻市の石巻専修大

 自転車イベント「ツール・ド・東北2018」の広報大使を務めるモデルの道端カレンさんが今年も出走し、7年半が経過した東日本大震災の被災地の現状に触れ、復興支援への決意を新たにした。応援大使やフレンズ(応援団)もペダルをこぎ、休憩所や発着地などでボランティアやライダーらと交流を深めた。
 カレンさんは15日の「仙台発グループライド&クルージング」(60キロ)に続き、16日も「北上フォンド」(100キロ)に参加。最終日も笑顔でゴールし、「天気が良く、海が光っていたのが印象的だった。郷土料理も堪能できた」と振り返った。
 15日に訪れた震災遺構の旧仙台市荒浜小(若林区)では、語り部の案内で津波の爪痕が残る校舎を見学した後、震災前の荒浜地区の様子をビデオ観賞した。住宅が密集していたかつての町並みを知り、「目の前の光景とは全く違う」と絶句し、目頭を押さえた。
 13年の第1回大会から6年連続で参加しているカレンさんは「新しいコースに参加し、新たな発見をすることが震災を忘れないことにつながる。家族や友達にも伝えたい」と話した。
 応援大使を務めるスポーツジャーナリストの中西哲生さんは16日、新設の「南三陸ワンウェイフォンド」(50キロ)に参加した。「志津川湾と神割崎の景色が素晴らしかった。復興が進むにつれ、町は変わっていくが、東北の皆さんの人柄は変わらない」と振り返った。
 フレンズを務めるお笑い芸人ロバートの山本博さんは初めて参加し、「女川・雄勝フォンド」(65キロ)を走破。メンバーの秋山竜次さんと馬場裕之さんも応援に駆けつけ、女川町の休憩所でボランティアと「女川汁」を作ってライダーに振る舞った。
 ゴールした山本さんは「地域の人たちが迎え入れてくれる気持ちが心地よく、心も体も元気になった」と笑顔で話した。


2018年09月17日月曜日


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