<ゆるキャラと歩く>スサのん/のんびり楽しむ湯・遊・食/天王グリーンランド(潟上市)

スサのん

<スサのん>
 日本神話に登場するスサノオノミコトがモチーフの男の子。昨年10月誕生。名前は応募600通から選ばれた。毎週日曜、遊びに来た子どもたちと友達になりたいと突然現れる。晴れた日にしか会えないが、大きな頭を揺らしながら敷地内をゆっくり歩く姿はかなり目立つ。ヤマタノオロチなどの仲間もいるが、天王グリーンランドの宣伝を一手に引き受けている。

 秋田市と男鹿市を結ぶ幹線道路沿いの20ヘクタールの敷地に広がる天王グリーンランド(潟上市)。市が管理し、温泉や道の駅、郷土館、キャンプ場などが立ち並ぶ。利用者は家族連れから高齢者まで幅広く、全体で年間約110万人が訪れる。
 午前9時。開業と同時に続々と客が詰めかけるのは、9月にリニューアルオープンした「天然温泉くらら」。ことし春、砂で配管が詰まるトラブルで営業を休止。新たな源泉を求めて1000メートル掘削し、再開にこぎ着けた。
 露天風呂と和洋6種の湯船、2種類のサウナがあり、毎週火曜に男湯と女湯を入れ替える。男性は和、女性は洋の人気が高いという。茶色がかった弱アルカリ性の湯は、主に関節痛や冷え性などに効くと評判だ。
 統括課長の菊地啓太さん(39)は「皆さん休憩を挟んで2度3度入浴する。寝る前に入ってパジャマで帰る住民もいる」とほほ笑む。
 隣接する産直施設「食菜館くらら」に並ぶ野菜は、地元産で新鮮。白いナスやひょうたんの形をしたピーナツカボチャなど、スーパーでは見掛けない珍しい品種もある。
 併設の調理場で、潟上産の大豆を使った豆腐を作り、出来たてを販売。自慢の漬物や総菜などは、地元の主婦らが作るおふくろの味だ。
 それぞれの施設の経営者は別々だが、天王グリーンランド全体での取り組みを心掛けている。食菜館くらら職員の桜庭陽介さん(35)は「ゆるキャラやイベントを通して、一体感を出していきたい」と話す。
 来春で開業24年。遊んで食べて、くつろげる場にと、職員が一丸となって取り組む。

<ガイド>秋田自動車道昭和男鹿半島インターチェンジから車で約10分。天然温泉くららは入湯料大人400円、小学生200円、小学校入学前は無料。午前9時〜午後10時。定休日は毎月第2月曜(祝日の場合は翌日)。連絡先は018(878)9877。食菜館くららは午前9時〜午後6時(冬季は午後5時)。年末年始休館。連絡先は018(878)9871。

天然温泉くららの浴場

2014年12月21日日曜日


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