<ゆるキャラと歩く>きてけろくん/DCに合わせ一斉公開/国宝を巡る旅(山形県)

きてけろくん
米沢市上杉博物館で展示されている「上杉本洛中洛外図屏風」(複製)

<きてけろくん>
 山形デスティネーションキャンペーンのキャラクターとして、2013年に誕生した。人の横顔に見える山形県の形を擬人化した。「来てください」という意味の山形弁が名前の由来。旅行が趣味で、県のマスコット「ペロリン」のマークを付けた旅行かばんを持っている。好物はサクランボとつや姫のおにぎり。「山形県おもてなし係長」を務めている。

 山形県にある六つの国宝が、14日に始まる山形デスティネーションキャンペーン(DC、9月13日まで)に合わせ、一部期間限定の展示品を含めて一斉公開される。
 米沢市上杉博物館で展示されるのは「上杉本洛中洛外図屏風(びょうぶ)」。狩野永徳が描いた六曲一双で、1574年に織田信長が上杉謙信に贈ったとされる。劣化防止のため年60日間しか公開されず、通常は複製を展示している。
 学芸員の阿部哲人さん(45)は「戦国時代の理想的な都の風景がテーマ。京都の街並みと約2500人の人々が生き生きと描かれている」と説明する。
 屏風の展示は8月1日まで。上杉博物館では同じく国宝の「上杉家文書」も公開する。
 鶴岡市の致道博物館は国宝2点を所蔵する。庄内藩主酒井家の祖で、徳川四天王の一人酒井忠次が、徳川家康と織田信長からそれぞれ贈られた「太刀銘信房作附糸巻太刀拵(こしらえ)」と「太刀銘真光附糸巻太刀拵」で、7月17日までの特別展となる。
 山形市の県立博物館では、舟形町から出土した土偶「縄文の女神」が常設展示されている。鶴岡市の「羽黒山五重塔」はDC期間中、ライトアップされる。
 県山形DCおもてなし推進室は「県内の国宝を同時期に全て見ることができるのは初めて。ぜひ本物に触れて、山形の旅を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
 期間中、国宝を巡る2コースで予約制観光バスなどが運行される。DCのキャラクター「きてけろくん」がのぼりやガイドブックなどに登場、各地で観光客を出迎える。

<ガイド>
 米沢市上杉博物館はJR米沢駅から車で約5分。致道博物館はJR鶴岡駅から車で約5分。山形県立博物館はJR山形駅から徒歩約10分。DC期間中、県立博物館は月曜休館、上杉、致道博物館は無休。羽黒山五重塔は山形自動車道鶴岡インターチェンジ(IC)、庄内あさひICからともに車で約40分。連絡先はやまがた観光情報センター023(647)2333。


2014年06月01日日曜日


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