ダストコントロールアズミ/汚れ落とすプロの技

家庭では最も掃除がしにくいレンジフード。頑固な油汚れもプロの技術ですっきり落とす
現場に向かう前、本社前に集合した従業員。丁寧な仕事ぶりが高い評価を受けている
「清掃業務を担う会社の存在をもっと世の中に知らしめたい」と語る安住代表取締役

 一般家庭のハウスクリーニング、飲食店やビルの清掃をメインに、害虫駆除なども行っているのが多賀城市のダストコントロールアズミだ。一般の人では、なかなか落とせなかったり、専門性が求められる汚れを落とすプロの技が光る。年末を控えた11月に入ると受注が相次ぎ、従業員は午前の早い時間から現場へと向かう。
 「前職がビルメンテナンスでした。前の職場は対企業でしたが、今は一般のお客さまが7〜8割。お客さまとじかに接する機会が多いところが大きく違いますね」。2014年に入社し、清掃の現場と営業を担当する角田潮音(しおん)さん(35)は入社の動機をこう話す。現場で心掛けていることを尋ねると「『明るく元気よく』に尽きますね」と即答。「一般家庭だと道具の運び入れや最初のあいさつから見られる。明るさは安心感にもつながります」
 営業職も兼ねる角田さん。季節ごとに推している清掃メニューをチラシにしてアピールする。現在の顧客は地元多賀城のほか、塩釜市、七ケ浜町、利府町が中心。「仙台市内のお客さまの割合を増やしたい。日々の仕事を丁寧、確実に行うことで、嫁がれた娘さんなど、家族や知人に広がっていけばうれしい」と願いを話した。
 丁寧な仕事を心掛けるのは事務職も同じ。経理を担当する阿部俊恵さん(42)は「料金が発生するものなので、問い合わせや要望にしっかり答えたい。少しでも分からないことがあれば、確実に分かる者から連絡を入れさせている」。口調に責任感がにじんだ。

◎安住政一郎代表取締役/家事の負担軽減手助け

 −清掃業と害虫駆除を手掛け、プロの視点で清潔な環境づくりをしています。
 「ダスキンのフランチャイズとして、清掃のお手伝いを中心に衛生管理をサポートしています。11、12月は大掃除の時期になり、繁忙期です。きれいになったと皆さんに喜んでもらえるよう、しっかり仕事に励みたいと思っています」
 −仕事で最も心掛けていることは何でしょうか。
 「当たり前のことですが、従業員のみんなに働いて良かったと思ってもらえる会社にするのが一番です。誰もやりたいと思わない掃除の仕事を代わりにするわけですから、プライドを持っていないとできない。お客さまに満足してもらうことで充実感を得られます。そういう意識を持って働き、安定的に持続する事業に育てていきたいですね」
 −時代の変化によって業務は変わっていますか。
 「共働き世帯が多くなり、高齢化が進んで、掃除を外部に発注せざるを得ない状況が増えています。しかし、仙台も含めて東北では、他人を家に入れることへのハードルが高い。掃除をはじめ、家事は女がやるのが当たり前だという意識が根強いのでしょう。男性も手伝うものだし、手伝えないならば多少のお金で女性の家事負担が減ることを知ってほしいです」
 −力を入れたいサービス分野はありますか。
 「不動産業とタイアップし、賃貸住宅の入居前にハウスクリーニングと共に除菌サービスをする業務が伸びています。飲食店やコンビニなどで、排水を下水に流す前に水と油を分離するグリストラップ洗浄の仕事も増えています。この二つを大切にしたいです」
 −会社としての目標は何ですか。
 「AIやロボットの導入が進む産業もありますが、清掃は人の手が切り離せない仕事です。スタッフが集まりやすい会社にし、30年後も持続する企業として次代につなげます」

◎プロフィール
 <あずみ・せいいちろう> 1980年多賀城市生まれ。東北学院大経済学部卒。2003年ダスキンに入社し、大阪、千葉、東京で勤務。06年、ダストコントロールアズミに移り、07年代表取締役。09年、塩釜青年会議所に入り、対外的な人脈づくりに役立てている。
 安住政一郎代表取締役の父が1987年に創業。環境衛生大手ダスキンのフランチャイズの加盟店としてマット、モップのレンタルを行い、その後、ハウスクリーニングをメインにした清掃業、ハチやゴキブリなどの害虫駆除などに業務を拡大した。
 「徹底的に、丁寧に、適切に」の「3T」がモットー。多賀城市の本社に加え、2018年5月には仙台営業所(青葉区一番町1―14―25)を開設した。
 会社案内は「ダスキンアズミ」で検索できる。

■本社所在地
 〒985―0845
 多賀城市町前3―6―20
■電話
 022(361)7232
フリーダイヤル(0120)093862
■資本金 1000万円
■従業員数 19人


2018年12月06日木曜日


先頭に戻る