<アングル山形>女性が出羽三山で山伏修行 荒行通じ自分凝視

【霊気】降りしきる雨の中、月山神社のある月山山頂(1984m)を目指す。眼下に広がるのは庄内平野。山の霊気のせいなのか、いつしか自然との不思議な一体感に包まれる=2017年9月7日

 紅花染めの装束に身を包んだ一行が、緑の山中をひたすら歩む。山岳信仰の聖地、山形県の出羽三山で年に1度、女性のための山伏修行「神子(みこ)修行道場」が開かれる。今月6日からの4日間、女性たちは勤行(ごんぎょう)やみそぎ、山駆けなどの荒行に挑んだ。
 女人禁制だった出羽三山で神子修行が始まったのは、開山1400年を迎えた1993年。社会の先行きが不透明になるにつれ、心のよりどころを求めて参加する女性が多いという。
 前世〜現世〜来世を体験し、生まれ変わることができるとされる出羽三山の修行は、自らを凝視して鍛錬する場にもなる。
 東京都練馬区の会社員黒島美知子さん(46)は2度目の参加。無事に修行を終え、「他の人と一緒に頑張ることで、思いやりの精神を学んだ。自分を見つめ直すこともできた」と晴れ晴れした表情だった。(写真部・及川智子)


2017年09月18日月曜日


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