<アングル岩手>「令和の怪物」躍動 大船渡高・佐々木投手

<流麗>190センチの細身の長身を存分に生かした投球フォーム。左足をかなり高く上げるのが特徴だが、体全体の動きには、天性のしなやかさがある=釜石市の平田公園野球場(9枚の写真を合成)
<技巧>3日の住田高との試合ではスピードを封印し、投球術を磨く。「配球や緩急など、いろいろな引き出しをつくれた」と佐々木投手。この投球はチェンジアップか=釜石市の平田公園野球場

 山あいののどかな球場に大歓声が響いた。多くの観客が見詰めるマウンドに立っていたのは、高校史上最速の時速163キロをマークした佐々木朗希投手(17)=岩手・大船渡高3年=。
 釜石市で今季初の公式戦があった3日、佐々木投手が先発して快勝し県大会への出場を決めた。球速は130キロ台と抑え気味だったが、ダイナミックな投球フォームは「令和の若きエース」そのもの。
 地元の人たちも期待を膨らませる。6日の試合を観戦した陸前高田市の主婦(69)は「何としても夏の甲子園大会へ。でも、けがには気を付けて」。
 東日本大震災の被災地に希望を与えながら、夏へ向かってピッチングを磨く。170キロも夢じゃない。(写真部・藤井かをり)


2019年05月13日月曜日


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