<アングル青森>共に食べ共に笑う 佐井の奇習「おこもり」

【絶叫】「めしーっ」と絶叫しながら、お代わりを催促する参加者。早く、より多く、胃袋の限界まで食べるのがしきたりだ

 「めし」「めしーっ」「しるーっ」
 老若男女が神社にこもり絶叫しながら、腹の許す限りひたすらご飯や澄まし汁をかき込む奇習「おこもり」。青森県佐井村の牛滝地区に江戸時代から続く伝統行事が15日、牛滝神明宮であった。由来は豊漁や無病息災の祈願とも言われるが、住民もはっきりとは分からない。
 年の瀬の12月と新年の1月に開かれ、さながら地区の忘新年会のようでもある。100人に満たない集落の住民が集い、酒を酌み交わし、大飯を食べ、共に大笑いする。奇習が続く理由は、そこにあるのかもしれない。(青森総局・八巻愛知、むつ支局・勅使河原奨治)


2019年12月23日月曜日


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