<NPOの杜>人ごとではない「香害」

 近年、柔軟剤・香水・整髪剤などに含まれる香料が原因で、体調不良を訴える人が増え、「香害」とも呼ばれています。中には、化学物質過敏症を発症する人もいます。この病気は化学物質が原因で誰でも突然発症する可能性があります。症状は頭痛、めまい、皮膚炎、不眠などさまざま。原因物質も個々人で異なりますが、一度発症するとごく微量の化学物質で症状が出るため、安心して外出もできず、学校や仕事に行くなどの日常生活が困難になります。
 当事者が中心となり立ち上げた「みやぎ化学物質過敏症の会〜ぴゅあい〜」は、この病気の存在を広く社会に周知し、公共の場での香料使用の自粛を呼び掛ける活動を始めました。特に宮城県内の各自治体への提言に力を入れ、これを受けて県も2018年6月にはホームページ(HP)上で、化学物質過敏症について周知しています。
 食品などに含まれる化学物質は原材料表示を見て避けることもできますが、空気を選ぶことはできません。香りを楽しむのは自由ですが、私たちが使う香料で苦しんでいる人がいることを理解しなければなりません。詳しくは団体HPをご覧ください。https://pyuai-miyagi.jimdo.com/
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 後藤和広)


2019年03月04日月曜日


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