<とびらを開く>「民力」引き出し20年 仙台市市民活動サポートセンター

仙台市市民活動サポートセンターの1階エントランス「マチノワひろば」

 仙台市市民活動サポートセンター(サポセン)が開館したのは、1999年6月。仙台市はこの年を市民協働元年と称し、市民活動支援条例を制定し、支援拠点施設としてサポセンの設置を決定しました。公募によって運営を市民活動団体へ委託するという、当時としては画期的な方針が提示されました。公開審査会で選考され、せんだい・みやぎNPOセンター(センター)へ委託が決定。全国初の公設民営の市民活動支援施設として注目を集めました。
 そもそも仙台市が市民活動支援に取り組むきっかけは、93年のいわゆるゼネコン汚職による市政の信用失墜でした。その後の信頼回復プロセスの中に市政の透明性確保と市民参加の必要性が広く認識され、その一つの手段としてNPOとの連携がうたわれました。
 その後、センターの前身団体ともいうべき仙台NPO研究会や、市民活動支援システム研究会などとの協働の下に各種研究調査が行われました。その結果を受け、97年にはNPO関係者を委員に含む「仙台市市民公益活動支援策検討委員会」が設置され、具体的なNPO支援策が検討されることになりました。
 委員会の議論の中で、NPOの活動拠点や情報提供の拠点としてのサポセンの設置案が浮上。同時に、策定が進められていた市のマスタープラン「仙台市総合計画」の中にサポセンの設置が明記されることで、設置への流れが確定的なものとなっていきました。
 サポセンの具体的な機能やその管理運営の方法については、98年に設置された「(仮称)仙台市市民活動サポートセンター整備市民委員会」で、公開フォーラムの開催など、市民の声を広く取り入れながら検討が進められた、とセンターの記録誌につづられています。
 この検討のプロセスに多くの市民が参画し議論と提案を積み重ねて生まれたサポセンが、この6月で開館から20年を迎えます。市民活動の中にある潜在能力を顕在化するサポート、それが私たちの仕事です。
(特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 青木ユカリ)

◎仙台市市民活動サポートセンターの支援内容

▽市民活動や協働に関する情報提供や発信▽市民活動の場の提供▽市民活動の立ち上げや運営等に関する相談対応▽活動者同士の交流、連携支援▽市民活動や協働に関する調査研究

〒980−0811仙台市青葉区一番町4の1の3
電話022(212)3010
FAX022(268)4042
https://sapo-sen.jp/
開館時間:午前9時〜午後10時(月−土)/午前9時〜午後6時(日・祝日)
休館日:毎月第2.4水曜日、年末年始


2019年04月08日月曜日


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