<とびらを開く>仙台市議選、気軽に語り合おう NPO法人メディアージ

メディアージが開催する「コーヒー・ハウス」。誰もが気軽に政治などについて語り合える

 8月27日に任期満了を迎える仙台市議会議員の選挙日程が8月16日告示、25日投開票に決まりました。市選挙管理委員会は「地域の代表を選ぶ最も身近な選挙」と呼び掛けますが、政治や選挙、街の課題を「よく知らない」という人も多いのでは? 政治を身近に考えようと活動する団体などを取材しました。
 「家族や友人と政治について話すのがタブーと思われていて、話題にする機会すら少ないのでは」。こう話すのはNPO法人メディアージ(仙台市)常務理事の漆田義孝さんです。
 メディアージは2012年から「政治を身近に」をテーマに活動をしています。政治を気軽に語る「コーヒー・ハウス」もその一つ。政治に詳しい人も知識のない人も、意見があろうがなかろうが、誰でも参加できます。
 市内で開催した5月30日には、20〜70代の10人が参加。漆田さんが「最近、気になることは?」と問い掛けると、川崎市であった20人殺傷事件、大学の授業で調査中という子どもの貧困など、さまざまな話題が飛び出しました。
 自由に語り合ううち、話は事件の背景にある社会課題や、貧困の連鎖を生む仕組みへと発展。政治的なことにも伸びて「私自身はどんな社会で生きていきたいだろうか」と、考えさせられる場面もありました。
 定期的に参加している40代男性は「さまざまな意見に触れ、自分の考えが生まれていくうちに、政治が面白いと思うようになった」と話してくれました。

 実際の選挙では、投票する候補者を選ぶ基準も大切。そこで、市民ラジオパーソナリティーの鈴木はるみさんの意見を聞きました。
 鈴木さんは地域FM局「エフエムたいはく」(仙台市太白区)で、「鈴木はるみのソーシャルで行こう!」(火曜午後8時)を企画編集も含めて担当。昨年まで市議のインタビューを特集していました。
 「私も誰に投票したらいいか分からなかった。議員という記号ではなく一人の人として対話できたことで、市政への見方が変わりました」と振り返ります。
 「まずは知ろうとすることから」と鈴木さん。具体例として仙台市議会のホームページ閲覧を勧めます。
 「議会中継」をクリックすると過去会議映像一覧があり、本会議の一般質問一覧を見るだけでも、それぞれの議員がどんな問題意識を持っているかが分かるそう。実際に映像を見れば「話し方からは市民に伝えようとする姿勢の有無が、雰囲気からは人柄が伝わってきます」と言います。
 投票日まで2カ月弱。皆さんもフラットな意見交換の場に参加したり、情報収集したりしてはどうでしょう。
(特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 松村翔子)

◎参考情報

◆コーヒー・ハウス(気軽に政治を語るカフェ)
 次回は7月8日午後7〜10時、仙台市青葉区の「Five Bridge」1階。参加費は一般1000円、学生300円(ドリンク1杯付き)。詳細はフェイスブックから。https://www.facebook.com/events/2516141141950730

◆仙台市議会のホームページ
 http://www.gikai.city.sendai.jp


2019年07月01日月曜日


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