<とびらを開く>人手不足、地元が頼り 台風19号の被災地支援ボランティア

床上浸水した家屋から家具を運び出すボランティアら=20日、宮城県丸森町
情報を共有する宮城県、県社協、支援団体の関係者=19日、仙台市

 台風19号の発生から2週間。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りし、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。被災地は今も厳しい状況にあり、ボランティアによる多くの支援を必要としているのが現状です。
 台風19号は関東甲信や東北を中心に記録的な大雨をもたらしました。宮城県内では吉田川や阿武隈川流域など、浸水被害は広範囲に及びました。停電や断水も続いています。
 宮城県によると、住家被害は24日午後1時現在、全壊3棟、半壊159棟、一部破損183棟、床上浸水2691棟、床下浸水1万1783棟。今後の調査でさらに増える見通しです。
 浸水した家屋の片付けは家具の移動、畳上げ、災害ごみの運搬、入り込んだ泥出しなど多岐にわたります。被災した方だけではとても手に負えません。
 そうした中、被災市町では、社会福祉協議会が中心となって「災害ボランティアセンター」を設置しています。28日現在も9カ所に開設されています。
 社協の関係者はほぼ毎日夕方、仙台市に集まり、ボランティアの参加状況などを報告。課題なども含めて情報共有を図っています。
 24日の会議では、石巻市の担当者が「ボランティアが不足している」と説明。大郷町の担当者は「(社協の)スタッフが少なく、疲労が蓄積している」と話しました。
 被災者ができるだけ早く再建に向かう力を持てるよう、手助けするのがボランティア。まだまだ力を求めている地域があります。ぜひ、お住まいの地域の情報を気に掛け、できる範囲でご協力をお願いします。宮城の被災地を地元で支えていきましょう。
 県内の災害ボランティアセンターの開設状況は「宮城県災害ボランティア情報ポータルサイト」(https://svc.miyagi.jp)に紹介されています。被害が発生した河川の情報も表示されています。
(特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 青木ユカリ)


2019年10月28日月曜日


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