<とびらを開く>市民参画楽しさ共有 専門知識生かしまちづくりけん引

青葉の風テラスの開放的な空間で開かれている「プレジャーマーケット」=2019年6月
17年9月には仙台市中心部の西公園でも出張開催された

 杜の都を代表する青葉山や広瀬川の自然を感じながら、楽しい出来事や人と出会える催しがあります。2016年5月から続く最終日曜の「プレジャーマーケット」(開催月は不定期)。仙台市地下鉄東西線国際センター駅「青葉の風テラス」を会場に、マルシェやワークショップが開催され、毎回、親子連れなどでにぎわいます。
 主催は仙台市のNPO法人都市デザインワークス(UDW)。専門知識を生かし、市民の視点でまちづくりに取り組む団体です。
 「市民が計画段階から関われるまちづくりを推進したいと考え、企業ではなくNPO法人として活動を始めた」と事務局長の佐藤芳治さん。02年に設立し、市民・行政・事業者と連携しながら、地域の魅力を引き出しています。
 活動の核となるのが、提唱する「せんだいセントラルパーク構想」。広瀬川流域の緑地帯を一つの公園に見立て、市民や来訪者が楽しめる環境づくりを進め、仙台のシンボルにしようという考え方です。
 現地調査から始め、市民が流域の特徴を体感するガイドツアーやピクニックも開催。そこで知り合った人同士が「今度は自分たちができることをしよう」と発展。恒例の「プレジャーマーケット」につながったそうです。
 UDWは17年から、複数の団体や企業、行政と連携した社会実験にも着手。既存の場所に工夫を加え、より楽しめるようにする空間づくりの実証に取り組んでいます。17年に実施した西公園パークマネジメント社会実験事業は、一般公募に応じた個人・グループ・企業など28組が1カ月間で計70のプログラムを行い、好評を博しました。
 昨年からは定禅寺通での社会実験にも参画しています。佐藤さんは「都市はつくって終わりではなく、住民自身がどう使っていくかが大事」と強調します。
 「まちづくりには時間がかかり簡単ではないが、地域に関わる楽しさを知ってほしい」と佐藤さん。UDWの多彩なプログラムに、皆さんも気軽に参加してみてはどうでしょうか。
(特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 鶴巻さやか)

◎参考情報

都市デザインワークス
〒980−0802 仙台市青葉区二日町6の6の903
022(264)2405
http://www.udworks.net


2020年01月27日月曜日


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