<入試のツボ>中学受験・経験を糧に/気持ち切り替え努力

 昨年12月の宮城教育大付属中を皮切りに行われた中学受験。今年も1000人を超える児童が目標に向けて努力した。
 毎年最も高倍率となる仙台二華中は、過去と比べて落ち着いてきたが、今年も4.5倍と、相変わらず狭き門だ。二華中だけではない。基本的に公立中高一貫校の倍率は2倍を超え、努力が「合格」という形で実を結ぶ児童の方が少ない。
 残念な結果に終わってしまった児童は、次に向けて気持ちを切り替えられているだろうか。「目標」に向けて真剣に努力してきた児童には、結果を前に自信を失い、まだ立ち直っていないという場合もあるかもしれない。
 きれいごとになってしまうかもしれないが、どの分野の一流の人も、過去に必ず同じような経験をしている。大切なのは、その経験を次に向かう上での財産にできるかどうかだ。
 目標に向けて努力し、その過程で身に付けてきたものは、自分自身に必ず残る。「受験勉強で増やした知識」や「伸びた学力」にとどまらず、「嫌なことから逃げない姿勢」「模試の結果を基に考え、判断し、次の行動につなげる力」など、精神面での成長は、受験を早くから経験したからこそ得られたものだし、今後の新たな環境でプラスに働く。
 誰もが良い結果を望んで努力するが、残念な結果は望んで得られるわけではない。望んでいたわけではない結果だからこそ、大きな意味がある。後に振り返って、この結果が成功の契機となったと言えるように、新たな舞台に向けて準備をしていこう。
(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)


2020年02月22日土曜日


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