<入試のツボ>進路決め すぐ始める/大学受験・新高3生へ

 新高3生は本番まで残り1年を切ったが、受験生の自覚ができているだろうか。共通テストを巡るさまざまな混乱もあったが、条件はみな同じ。焦ることなく、次の四つのポイントを確認しよう。
 一つ目は志望の大学・学部を決めること。受験勉強のモチベーションも高まり、合格に向けた作戦を立てることができる。
 大学、学部によって入試の制度、科目、配点、問題の傾向や難易度はさまざま。まず過去問を解いてみよう。第1志望の合格には何が必要で何が不足しているのかが分かり、具体的な行動が取れる。
 二つ目はどの入試制度を利用するのか決めよう。一般入試なら一般的な学習を進めるが、人気が高い大学の推薦入試やAO入試は付け焼き刃の対策では太刀打ちできない。自己分析から始まり、大学入学後の具体的なビジョンを固め、志望理由書の作り込みや小論文、面接練習や口頭試問などのトレーニングを積む必要がある。
 三つ目は基礎・基本を完璧にすること。これまでは定期テスト中心で学習してきた生徒が多いだろう。入試は各教科の全範囲で、問題レベルが数段上がる。既習分野を忘れ、基礎と基本がおろそかでは、入試レベルの問題集は解けない。
 まずは教科書レベルの基本問題を全て解ける状態にしたい。教科書レベルの単語や熟語、文法や基本例文は全て頭に入れよう。春休み中がチャンスだ。
 最後は「すぐに始めること」。有名な予備校講師は「受験にはフライングもスピード違反も無い」と言っているが、まさに至言。この文章を読み終えた瞬間に受験生の自覚を持ってスタートしてほしい。
(進学プラザグループ・田中紀章・東進部門責任者)


2020年02月29日土曜日


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