<入試のツボ>公立中受験振り返る/県立、文系の問題増加

 本年度の公立中高一貫校入試の出願倍率は、仙台二華中は4.50倍、仙台青陵中が2.18倍、古川黎明中は2.13倍と、例年通りの傾向だった。
 県立校の二華中、古川黎明中と、仙台市立の仙台青陵中では、出題形式が異なる。
 県立校は、社会を中心とした文系の問題が増加した。半数が記述式と、昨年より出題に占める割合が増え、難易度も高かった。特に記述式の問題は、まとめ上げるのに苦労した受験生も多かっただろう。
 仙台青陵中は、算数の問題の割合が昨年よりも増えた。難易度は昨年並みだった。問題の内容をしっかり理解し、時間内に正確に素早く計算できるかで差がついたと考えられる。
 公立中高一貫校の入試問題は、私立中とは異なり、小学校の教科書内容からの出題となっている。まずは教科書の内容をしっかり自分のものにした上で、過去問演習などの入試対策を行っていくことが重要である。
 本年度改訂された教科書は、公立中高一貫校の入試問題を解く上で必要とされる思考力や、記述式問題に対応する表現力が身に付く内容となっている。学校の授業だけでなく、自宅学習でも活用してほしい。教科書の内容は、図表なども含めて深く理解していく必要がある。
 新型コロナウイルスの影響で学校の休校期間が延長された。自宅でしっかり学習している生徒と、そうでない生徒との差は今後どんどん開いていくだろう。
 休校期間中に新しい教科書に目を通し、今後学習する内容を一通り確認しておくことをお勧めしたい。受験生にとっては、不安な期間だと思うが、明確な目標を持って、今できる対策を一つずつこなしてほしい。
(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)


2020年04月25日土曜日


先頭に戻る