<入試のツボ>「適性検査型」増える/中学受験・首都圏の動き

 中高一貫教育への注目が集まる中、首都圏では中学入試熱が年々高まっている。今春、1都3県(東京、千葉、埼玉、神奈川)で私立と国立の中学を受験した児童数は約4万9400人となり、過去20年で最も多かった。
 人気の背景は、東大をはじめとする難関大学の合格実績だけではない。中高一貫校では、6年間継続して子どもの成長に寄り添った形で指導が行われていることが知られている。思考力・判断力・表現力などを身に付ける最適な環境と考える家庭も多い。
 最上位から上位の多くの学校は、前年に比べ、出願者が増加している。早稲田、慶応、明治、立教、青山学院などの併設・系列の大学を持つ「大学付属校」も人気である。
 一方、1都3県の公立中高一貫校の出願者は、前年比で5%減少した。しかし、平均倍率は5.87倍と依然として高く、今後も厳しい受験になると予想される。
 入試の内容も多様化が進んでいる。公立中高一貫校で行われる適性検査型の入試を、私立でも実施するケースが増えており、両者は併願しやすくなっている。英語を試験科目とする中学も増えている。
 宮城でも、同様の多様化が進んでいる。秀光中等教育学校は来春の入試より、「適性検査型入試」を実施予定で、公立中高一貫校との併願を視野に入れた選抜法式を取り入れる。
 また、現在の小学5年生が対象の2022年度入試からは、公立中高一貫校の仙台二華中と古川黎明中の適性検査で英語に関する問題が出題されることも発表されている。
 今後もさまざまな変化が予想される。各校のホームページなどを中心に、最新の入試情報などを収集しておくことが重要だ。
(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)


2020年05月30日土曜日


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