<入試のツボ>ミスなく解く練習を/科目別振り返り(2)数学

 数学の平均点は44.5点と、例年通り全教科の中で最も低かった。出題傾向は同じだったが難易度はやや高く、問題文の読解力と、図や立体をイメージする能力が問われた。
 第1問は、基礎的な計算力を試す問題が大半だった。最後の三平方の定理と扇形の面積の公式を使う融合問題はやや難しく、いったん解くのを後回しにして、他の問題を優先させる判断ができたかどうかがポイントとなった。
 第2問では1次方程式、確率、関数、立体の体積と比に関する問題が出題された。確率は例年に比べてやや難しかったが、ほかは基礎から標準レベルだった。配点が最も大きいこの大問を、いかにミスなく解けたかどうかが合否を分けたと言える。
 第3問は度数分布表を用いた問題と、時間・距離に関する文章題が出題された。文章題はやや難しく、全体として計算がやや複雑で文章量も長かった。そのため、題意を正確に把握する力が求められた。このような文章題で高得点を取るためには、類題を多く解くなど、コツコツと対策を進めることが必要だ。
 第4問は例年通り図形問題が出題されたが、証明問題では合同や相似の典型問題ではなく、台形の証明が出題された。(2)以降の問題では図が与えられていなかったため、自分で図を書いてイメージする訓練をしたかどうかで正答率が大きく変わっただろう。
 数学は時間内に完答するのはかなり困難なので、解ける問題を確実に解くことが攻略の鍵となる。最も重要なポイントは「基礎から標準レベルの問題で確実に得点する」ことだ。
 特に1、2年生で学習する単元が全体の6〜7割を占める。今のうちにミスなく確実に解けるように繰り返し練習することが重要だ。志望校合格のためにも、早めに取り組み始めよう。
(家庭教師のトライ・阿部正純教育プランナー)


2020年06月13日土曜日


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