<愛でよう観賞魚>熱帯魚編 飼いやすい魚種7/生きた化石 大型化注意

アロワナ
ポリプテルス

 前回に続き、飼育しやすい熱帯魚の紹介です。今回は熱帯魚の中でも特異なグループである「古代魚」と呼ばれる魚たちの中からアロワナとポリプテルスについて話します。
 彼らは別名「生きた化石」と呼ばれており、その誕生ははるか昔の古生代・中生代・白亜紀で、有名なシーラカンスと同様に何億年という大昔からその姿、形を変えずに今日まで生き続けています。
 このグループのほとんどが大型になるのも特徴です。アロワナ、ポリプテルス、ガーパイク、肺魚などが代表種ですが、ガーパイクは現在輸入・販売禁止、飼育禁止になっています。ご覧になりたい方は水族館などへ行ってみましょう。
 アロワナには、シルバーアロワナ、ブラックアロワナ、大変希少で高価なアジアアロワナがいます。「竜魚」とも表現され、その体は刀身のように長く、大きな輝くうろこを全身にまとった美しい魚です。10センチほどの幼魚から流通していますが、成魚の全長は1メートルを超えます。
 飼育の水質の条件は他の熱帯魚と同様ですが、食性が肉食性なので口に入るものは何でも食べてしまいます。与える餌は、幼魚期は冷凍アカムシ、大きくなるにつれて乾燥エビや大型魚専用フードを与えます。
 肉付きを良くしたり、体色をもっと良くしたい場合は生きたコオロギやザリガニなどの生き餌を与えると良いでしょう。性格は穏やかな一面もありますが同種では激しく争います。一部混泳できる種もありますが、単独での飼育が望ましいでしょう。
 飼育の注意点として、アロワナは水面から飛び跳ねることがあるのでふたをしっかりしておきましょう。
 ポリプテルスはどことなく恐竜を思わせる姿、形をした底生性の魚です。種類もいくつかおり、全長は20〜70センチほどです。
 飼育条件は他の熱帯魚と同様で、食性は肉食性。性格はおとなしい方で、同種ともほとんど争いません。そのため、同種を複数飼育することができます。与える餌は、冷凍アカムシや大型魚底生性専用フードなどを使用します。
 古代魚は大型になる種が多いので、置き場所や水槽サイズをよく考えてから飼育を始めましょう。
(観賞魚専門店経営・朝比奈理一)


2019年10月18日金曜日


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