<東北の本棚>親子でえほん

ぽっとんころころどんぐり いわさゆうこ著

 秋に公園や雑木林でどんぐりを拾ったことあるよね。それじゃあ、春や夏にどのように成長しているか知っている?
 この本の主人公は、夏に虫たちが樹液をなめに来るクヌギ。「もじゃもじゃはえたおわんのなかでそだったどんぐり さいしょはみどり あきにはちゃいろになっていく」
 冬のクヌギは「はだかんぼうでたっている」けれど、春には「まっきいろ はないっぱいにだいへんしん!」。花が終わると「またへんしん! みどりのはっぱにつつまれる」。
 ぽとぽと、ぽっとん。秋になってどんどん落ちるどんぐり。待ちきれないクマの親子は木によじ登って食べ、リスはこっそり隠す。埋めたまま忘れられたどんぐりから芽が出ることも。巻末ではどんぐりクッキーの作り方を紹介しており、どんぐり拾いが待ち遠しくなる一冊。
 著者は仙台市出身、東京在住の絵本作家。
 童心社03(5976)4402=1210円。


2019年10月06日日曜日


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