消費者との縁に感謝 「食べる通信」創刊5年祝う

農漁業者と購読者に創刊5年のあいさつをする高橋編集長(右)

 東北の農漁業者を紹介する冊子と、手掛けた食材をセットで届ける月刊情報誌「東北食べる通信」の創刊5年を祝うイベントが25日、仙台市青葉区のレストランであった。情報誌を発行する花巻市のNPO法人「東北開墾」が主催した。
 イベントには、食べる通信で紹介された農漁業者約30人と購読者ら約30人が参加した。高橋博之編集長はあいさつで「始めた頃は生産者に趣旨を理解してもらえず苦労したが、皆さんのおかげで5年続けることができた」と感謝を述べた。
 久慈市の短角牛生産者、柿木敏由貴さん(45)は、創刊2号の特集を機に消費者に直接販売する地域支援型農業(CSA)を始め、約80人の会員と交流を深めている。「東日本大震災の被災地支援で取り上げてもらったが、自分もそれだけで終わらずに消費者とつながれた」と振り返った。
 会場では、潟上市の農家菊地晃生さん(38)の無農薬・無化学肥料栽培のコシヒカリや登米市の伊豆沼農産の伊達の純粋赤豚など、特集された農漁業者の食材を使った料理が提供された。
 東北食べる通信は2013年7月、農漁業者と消費者のつながりを取り戻す目的で創刊した。購読者は約1200人。自然と人間の「通訳者」としての役割や、都市と地方を結ぶ取り組みが共感を呼び、同様の食べる通信が全国34地域と台湾の4地域で発行されている。


2018年08月26日日曜日


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