<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[11]宮城県図書館(泉区)読書の世界「UFO」で

晴れた日には銀色に輝き、目を引く外観
3階の図書スペース。波形の天井が空間をさらに広く感じさせる

 別名は「UFO」。日が当たると外壁は銀色に輝き、波打った天井は異空間に飛び込んだかのような感覚を持たせる。映画「図書館戦争」シリーズでロケ地になった宮城県図書館には、今も全国からファンが訪れる。
 長さ約200メートル、幅27.5メートルと細長いのは、周囲の自然の景色を残そうと里山の谷間に沿って建てたからだ。同館総務班の片岡茉莉さん(24)は「幅が狭い分、利用者と職員の距離が近い」と建物の魅力を語る。
 開館は1998年。元々は宮城野区にあったが、蔵書量増加と老朽化で建て替えが決定。本を所蔵するだけでなく、県民が集える複合文化施設の機能を備えた図書館に生まれ変わった。
 1〜3階は図書スペースのほか、県民が自由に借りられる会議室や子ども向けの読み聞かせ部屋を完備。学校の試験期間が近くなると学生の自習室としても開放する。
 片岡さんは「図書館に来るきっかけをたくさんつくることで、本を読んでもらえる機会も増やしたい」と話す。
(奥瀬真琴)

[宮城県図書館] 仙台市泉区紫山1の1の1。地上4階、地下1階で床面積は6538平方メートル。蔵書は約118万冊、うち開架は約30万冊。開館時間は火〜土曜午前9時〜午後7時(日曜・祝日は午後5時)。連絡先は022(377)8441。


2019年12月11日水曜日


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