データ
平成最後の県議選開票結果(2015年)
平成最初の県議選開票結果(1991年)

宮城県議選終盤情勢(上)中位4氏攻防激化 青葉/最終議席共社競る 太白/立民新人抜け出す 泉

 宮城県議選は、27日の投開票まであと3日に迫った。東日本大震災からの復興の在り方や台風19号の豪雨被害を受けた洪水対策を巡り、無投票の8選挙区(計16人)を除く15選挙区の計63候補が舌戦を繰り広げている。最終盤に差し掛かった各選挙区の情勢を探った。

■青葉 中位4氏攻防激化

 現職2人が優位に立つ。再選を期す公明党現職の遠藤は支援団体の創価学会を中心に票を固める。立憲民主党現職の遊佐は7選へ、地元の東勝山を拠点に無党派層への浸透を図る。
 中位は4人がひしめく。8選に挑む無所属現職の菅間は旧宮城町などの後援会を引き締める。自民党新人の福井は議長相沢光哉の後継で保守層の支持を受ける。4選を狙う無所属現職の吉川は東北電力労組が応援。共産党新人の金田は3期務めた遠藤いく子の支持層を頼りに議席死守へ躍起だ。
 9選を目指す自民現職の中沢は地元宮町などに軸足を置き、追い上げる。立民新人の渡辺は企業や団体を回り、支持拡大に懸命。無所属新人の大草は自らの人脈に活路を見いだす。

■宮城野 5選狙う2氏トップを争う

 5選に挑む2人が首位を争う。自民現職の石川は保守層をまとめ、堅調な戦い。公明現職の庄子は創価学会の全面支援を受ける。
 8選を狙う無所属現職の坂下は労組票を軸に浸透。共産現職の大内は党支持層を固め、再選を期す。堀内は立候補表明が遅れ、挽回に必死だ。

■若林 野党2氏競り合う

 戦いを優位に進める自民現職の渡辺に、自民新人の高橋が迫る。立民新人の三浦、共産現職の福島が競り合う展開だ。
 再選をうかがう渡辺は地元の六郷地区を固め、トップ当選の前回から上積みを図る。高橋は義父で元参院議員中野正志が前面に立つ。細川雄一が3期で退き、支持者の動向が鍵を握る。
 三浦は同世代の女性に照準を定める。参院選から続く党勢を支えに、無党派層への浸透を急ぐ。再選を目指す福島は党支持層に加え、市議時代からの地域票を掘り起こす。

■太白 最終議席共社競る

 無所属新人の石田、自民現職の佐々木が首位争いを演じ、自民新人の渡辺、公明現職の横山が追う。最後の1議席を共産現職の角野、社民党現職の岸田が競る。
 石田は支持労組の動きが活発。引退議員の地盤固めを図る。4選を目指す佐々木は市議選トップの実弟と連動。保守票をまとめる。
 渡辺は空白域の八木山地区などを懸命に回る。再選を期す横山は支持団体の創価学会が手厚く支える。
 再選に挑む角野は党支持者を囲い込む一方、無党派層を意識。6選を狙う岸田は長町、郡山、八本松地区で後援会がフル回転する。

■泉 立民新人抜け出す

 前回1位の元衆院議員の支援を受け、立民新人の小畑が抜け出す勢い。再選へ後援会を引き締める自民現職の遠藤が食い下がる。
 中位は混戦だ。4選をうかがう公明現職の伊藤は党代表が応援に入り、支持団体の動きが活発。共産現職の中嶋は支持層を取り込み、再選を狙う。自民元議員の外崎は党唯一の女性候補として雪辱を期す。自民現職の庄田は南中山などで支持を広げ、再選を目指す。

■名取 自民現職先行野党系が追う

 自民現職の村上が先行し、立民現職の太田と、無所属新人で立民推薦の荒川が激しく競る。
 再選を目指す村上は県政与党の強みをアピール。知事村井嘉浩とのパイプ役を訴え、保守層を囲い込む。
 太田は地盤の館腰を中心に支持層を固め、3選を狙う。党県連の全面支援を受け、票を掘り起こす。
 荒川は労組票を取り込み、無党派層への浸透を図る。若さをPRし、支持の拡大に躍起だ。
 大久保は立候補表明が告示直前と出遅れたが、小まめに地域を回り、懸命に支持を訴える。

■岩沼 自民現職安定新人浸透図る

 4選に挑む自民現職の村上が安定した戦いで優位に立つ。後援会の組織力を生かして手堅く支持を固め、元党幹事長石破茂の応援などで上積みを目指す。無所属新人の加藤は草の根の戦いで懸命に追う。無所属新人の田村は地元の玉浦地区を足掛かりに浸透を図る。

■亘理 8期目現職猛追

 無所属新人の渡辺重がやや先行し、無所属新人の鈴木、自民現職の渡辺和が激しく追い上げる。
 渡辺重は亘理、山元両町に5支部を築いた後援会がフル回転。鈴木は個人演説会を重ね、集票に躍起だ。渡辺和は8期の実績を掲げ、長年の支持層を固める。
(敬称略)

◎県議選立候補者

 【青 葉】(7―9)
大草 芳江37NPO理事  無新 
遊佐美由紀56党県副代表  立現(6)
金田  基59党県委員   共新 
中沢 幸男79元衆議員秘書 自現(8)
渡辺 博史49元参議員秘書 立新 
遠藤 伸幸42党県青年局長 公現(1)
吉川 寛康50東北電力社員 無現(3)
菅間  進68元会社員   無現(7)
福井 崇正41元衆議員秘書 自新 

 【宮城野】(4―5)
石川光次郎52党県幹事長  自現(4)
堀内 周光43会社社長   無元(1)
大内 真理41党県委員   共現(1)
坂下 康子60行政書士   無現(7)
庄子 賢一56党県代表   公現(4)

 【若 林】(3―4)
福島 一恵58党県委員   共現(1)
三浦奈名美54元会社員   立新 
高橋 克也34元参議員秘書 自新 
(公推)
渡辺 勝幸44党県青年局長 自現(1)
(公推)

 【太 白】(5―6)
石田 一也51元衆議員秘書 無新 
(立・国推)
横山  昇52元国交省職員 公現(1)
岸田 清実64党県代表   社現(5)
角野 達也60党県委員   共現(1)
佐々木幸士47党県副幹事長 自現(3)
渡辺  拓43元仙台市議  自新 

 【 泉 】(5―6)
中嶋  廉66党県常任委員 共現(1)
庄田 圭佑35元衆議員秘書 自現(1)
伊藤 和博60党県幹事長  公現(3)
外崎 浩子59党県女性局長 自元(3)
小畑 仁子42看護師    立新 
遠藤 隼人40元参議員秘書 自現(1)

 【名 取】(2―4)
村上 久仁61会社役員   自現(1)
(公推)
荒川 洋平38元名取市議  無新 
(立推)
太田 稔郎68農業     立現(2)
大久保三代43元衆院議員  無新 

 【岩 沼】(1―3)
田村  宏72砂利採取業  無新 
加藤 博子69市民団体代表 無新 
村上 智行51党県副幹事長 自現(3)
(公推)

 【亘 理】(1―3)
渡辺 重益42元亘理町議  無新 
鈴木  敦55元銀行員   無新 
渡辺 和喜78元県議会議長 自現(8)
(公推)


2019年10月24日木曜日


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