マスク品薄… ならば手作りのススメ  洗って使える、豊富な色柄、世界に一つ

さまざまな柄のガーゼ生地や両面テープが並ぶユザワヤ仙台イービーンズ店
色とりどりのハンカチマスクを提案する藤崎

 布製の手作りマスクが人気だ。好きな生地を選んだり、ミシンを引っ張り出したり。ハンカチを折り畳んでできる簡易版もある。新型コロナウイルスの影響で各家庭のマスクの在庫が減る中、女性を中心に関心は高い。洗って繰り返し使え、何より品不足を心配しなくていい。市販の使い捨てマスクにはない色や柄も魅力。家にいる子どもと一緒に、自分だけのマスク作りにトライしてみてはいかが。
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 仙台市内の手芸用品店では、布製マスクの材料のガーゼ生地などが売れている。手芸用品専門店のユザワヤ仙台駅前イービーンズ店(青葉区)は、2月上旬から店頭に手作りマスクのコーナーを設け、布製マスクの作り方を図解した「レシピ」を無料配布する。
 「マスク材料」ののぼりが立つ3階の一画で、女性客が生地を手にして肌触りを確かめていく。マスク用のゴムひもや白色のガーゼ生地が特に人気で、購入個数を限定してもすぐに完売するという。マスク用のゴムは柔らかく、一般的なゴムと違って耳が痛くなりにくい専用品。同店は代わりに、伸縮性のあるレースやニット素材の生地などを紹介する。
 ボーダー柄の自作マスクを着けた太白区の主婦(53)は白色のガーゼ生地を購入。「マスクが手に入らないので本格的に作ってみようと思った。夫が職場で使うマスクは白でないと」と話す。同店チーフの遠藤美和さんによると、白色のガーゼが手に入らない場合は、内側に色物のガーゼ、外側に白い麻生地などを使うと良いという。目の詰まった麻は飛沫を通しにくく、マスクに適していると勧める。
 材料費は1個300円程度から。ミシンが無くても、布製の両面テープやボンドで製作が可能。手慣れた人なら10〜20分ほどでできるという。遠藤さんは「難しい技術は要らないので気軽に挑戦してほしい」と話す。ユザワヤはホームページで手作りマスクのレシピ動画を公開している。https://www.yuzawaya.co.jp/news/41458.html

 本格的な裁縫はハードルが高いと感じる人には、折るだけのハンカチマスクがお薦め。藤崎(青葉区)1階のハンカチ売り場では、ハンカチとヘアゴムなどでできるハンカチマスクを紹介する。折り畳んだ後に中の生地を引き出し、立体的に見せるのがこつだという。所要時間はわずか1分。店員の新沼絢さんが実演すると、女性客が「縫わずにできるなら試したい」とのぞき込んだ。
 藤崎ではハンカチ生地を縫製したマスクも販売する。新沼さんは「デザインが豊富でファッションとしても楽しめる。こんなときだからこそ、明るい気分になれれば」とPRする。
https://youtu.be/0mJPPHM7DAo

 国民一人一人の努力でマスク不足を補う取り組み。文部科学省は新年度の学校再開に向け、手作りマスクの普及を呼び掛けた。
 気になるのはその効果。かわむらこどもクリニック(青葉区)の川村和久院長は「生地の厚さを調節することで、せきやくしゃみなどの飛沫を防ぐ効果は一定程度ある」と評価する。マスクそのものの予防効果は医学的に認められていないものの、不用意に顔を触らない習慣付けにもつながるという。「手洗い、うがいなどとともに総合的に感染症への意識を高めるきっかけの一つととらえてほしい」と強調する川村さん。ちなみに、「洗濯をすればマスクに付いたウイルスは消える。しっかり洗って清潔な環境を保つことが大事」だそうだ。

布製マスクの洗い方(経済産業省)https://www.youtube.com/watch?v=AKNNZRRo74o&feature=youtu.be


2020年03月27日金曜日


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