福島の新鮮青果を東京へ 二本松の農家、国会に出店

来店者に福島の旬の野菜を紹介する斉藤さん(右)=6日、東京・永田町

 東京電力福島第1原発事故で風評被害を受けた福島県産農産物をPRしようと、二本松市の二本松農園が6日、東京・永田町の参院1階売店に「里山ガーデンファーム国会議事堂店」をオープンさせた。新型コロナウイルスの感染拡大で福島県が首都圏への往来自粛を県民に要請する中、「食料品が品薄で困っている消費者に、新鮮な青果を届けたい」と出店を決断した。

 国会出店は昨年度に続き2年目。農園社長の斉藤登さん(60)が理事長を務めるNPO法人「がんばろう福島、農業者等の会」に参加する県内54農家の商品を扱い、来年3月まで毎月10日間、営業する。
 初日は5日に収穫したばかりの福島市産イチゴやいわき市産トマト、二本松市産ニンジンジュースなど約50種類の作物や加工品が24平方メートルの店舗内に並んだ。
 郡山市産キャベツや南相馬市産ニンジンを買った衆院議員秘書の40代女性(東京都三鷹市)は「仕事帰りにスーパーに寄っても、旬の野菜が買えないのでありがたい」と語った。
 斉藤さんは「都内への往来自粛が続く現状は、9年前の原発事故直後の混乱ぶりと似ている。福島の青果が、食べた人の免疫力アップにつながるといい」と力を込めた。


2020年04月06日月曜日


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