筆記具使い捨て、係員に防護具 投票所のコロナ対策徹底 名取・角田両市長選

角田市役所内の期日前投票所。投票箱の脇に使い捨て鉛筆の回収箱が置かれている

 県内で今年初の首長選となる宮城県名取、同県角田両市長選(12日投開票)で、両市の選管が、投票所の新型コロナウイルス感染防止策に力を入れている。消毒を徹底して鉛筆の使い回しや「3密」を避け、有権者が不安なく投票できるよう細心の注意を払う。
 角田市役所内の期日前投票所では、フェースシールドやゴム手袋を着用した係員が応対している。投票所入場券を扱う係員は他の書類には触れず、来場者には使い捨ての筆記具が渡される。記載台の間隔は十分に空けられているが、混雑した場合は投票スペースの外で待ってもらう。
 投票日も各会場で同様の対応を取る。有権者が多い会場は、受け付けに透明シートを設置。角田市選管事務局は「記載台などもきめ細かに消毒し、安心感を高めたい」としている。
 名取市選管は記載台に鉛筆を置くが、持参も認めている。希望者には使い捨ての筆記具やビニール手袋を配る。間隔を空けるよう誘導する案内係を配置するため、係員を通常より1、2人増員する予定だ。
 懸念されるのが、フェースシールドを着用する誘導案内係の熱中症リスク。名取市選管は小まめな水分補給などを促す。
 市内ではこれまで4人の感染者が確認されており、名取市選管事務局は「気を緩めず、安全に投票できるよう努める」と強調する。
 投票時には、両市選管とも有権者にマスク着用と手指消毒を呼び掛ける。
 開票時の感染予防にも気を配る。角田市長選は新人3人による混戦となり、開票所の市かくだ田園ホールには当日、大勢の傍聴が見込まれる。角田市選管は、定員約90人のホール2階席に間隔を空けて座ってもらうほか、別室にモニターを設置して各陣営が開票状況を見守れるようにする。
 同市選管の佐藤啓委員長は「新型コロナで選挙への関心が大きく下がることはないと思われるが、対策はしっかりと講じたい」と話す。


2020年07月09日木曜日


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